楽天、ローソン/福島県南相馬市でドローン配送と移動販売
2017年10月06日 14:56 / 経営
楽天とローソンは10月31日、福島県南相馬市の「ローソン南相馬小高店」を拠点に、専用車両による移動販売とドローンによる商品配送を連携させた試験的な取り組みを開始する。
両社によると、「ドローン配送とコンビニエンスストアの移動販売を連携させた取り組みは、日本国内では初めての事例」という。
南相馬市小高区は、東京電力福島第一原発事故の影響による避難指示区域の指定が、2016年7月に解除された。
住民の帰還が進み、町としての活気を取り戻し始めているものの、日用品や食品など買い物環境の向上は優先すべき課題となっている。
「ローソン南相馬小高店」は、2016年10月にオープンし、避難指示区域の指定解除以降小高区内で最初に営業を再開したコンビニエンスストア。
今回の協業では、同店舗を拠点に小高区内で週2回の移動販売を開始し、そのうち週1回限定で、移動販売車両では積み込めない温度帯である「からあげクン」をはじめとしたフライドフーズなどの注文を受けた際に「楽天ドローン」の専用機で店舗から移動販売先へ配送する。
まずは、半年間の試験運用を経て検証を行い、その後の展開を検討するという。
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