イオン/台風被災地で移動販売「木更津店」は電力復旧の拠点に
2019年09月17日 16:00 / 経営
イオンは9月15日、千葉県に上陸した台風15号の被災地で移動販売車による販売を開始したと発表した。現在、イオンリテールが展開する店舗で停電中の店舗はなく、通常営業をしている。
事業会社のイオンリテールが9月16日から、イオン館山店を起点として周辺自治体より要請のあった公民館や自治会館など4カ所で、マックスバリュ西日本の大型移動販売車を活用した販売をする。同時に、イオン銀行は、移動ATM車を派遣することでお客の利便性向上を図る。
イオンリテールは市原市の要請を受け、9月16日から19日までの4日間、同市の山間部にて移動販売車による販売もする。
これまでも、千葉市からの要請を受け9月11日から14日までの4日間、市内の公民館や自治会館など累計16カ所で移動販売車による販売を行った。
イオン銀行は9月10日、停電中で店頭販売をしていたイオンモール木更津に移動ATM車を派遣した。
また、東京電力ホールディングスとの災害時における相互支援に関する協定に基づき、イオンモール木更津の駐車場を最大約700台分、イオンモール成田の駐車場を最大約200台分、復旧拠点設営用のスペースとして提供しており、早期の電力復旧に協力している。
9月14日現在、各自治体との包括提携協定に基づく支援物資の提供、指定公共機関の役割として内閣府等からの要請に基づく支援物資の提供を実施し、合計で28万290点の支援物資を届けた。今後も、要請に基づき調達供給を継続する。
電力会社等各企業との災害時での相互支援に関する協定に基づき、災害復旧要員向けの支援物資も届けている。
イオングループの主要企業が税引前利益1%を拠出し社会貢献活動を行うイオンワンパーセントクラブが、緊急支援金として2000万円を千葉県に贈呈し、復旧活動に役立てる予定だ。
9月15日~30日、千葉・東京・神奈川・埼玉の首都圏地区の店舗で、緊急支援募金を実施する。
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