ベン&ジェリーズ/「日本事業撤退」3月納品分でカップアイス終売
2019年12月12日 16:30 / 経営
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは12月12日、アメリカのプレミアムアイスクリーム「BEN&JERRY’S」(ベン&ジェリーズ)の日本事業から撤退することを明らかにした。
2020年1月13日に、唯一の店舗である「ららぽーと豊洲店」を閉店。2020年3月納品分をもって、ミニカップアイスの販売も終了する。
ベン&ジェリーズは、1978年アメリカ・バーモント州で生まれたプレミアムアイスクリームショップ。
日本国内では、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングが販売総代理店となり、2012年4月に日本1号店を表参道ヒルズにオープンした。
2012年12月1日には、吉祥地の商業施設「コピス吉祥寺店」を開店。20013年1月にららぽーと豊洲のフードコートに3号店で初のフードコート店舗「ららぽーと豊洲店」を出店していた。
店舗事業のほか、ミニカップアイスクリーム120mlを卸売事業として販売。2016年3月からは、関東エリアのほか、関西エリアに卸売事業を拡大していた。
年に1回実施する「フリーコーンデー」では、3店舗で1万人をこえるお客に終日、アイスクリームを無料配布することが話題となっていた。
一方で、2016年6月に「コピス吉祥寺店」を閉店、2017年12月31日に「表参道ヒルズ店」を閉店していた。
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは、「ベン&ジェリーズの商品は、海外からの輸入で対応していたが、日本事業の展開にあたり国内製造を検討していた。一方で、米国本社の基準に見合う原材料の調達の目途がたたず、今回の事業終了を決定した」と述べている。
■ベン&ジェリーズ
https://www.benjerry.jp/
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