近鉄百貨店/京東の越境ECサイトへ旗艦店を初出店
2018年08月01日 13:40 / EC
ECサイト「京東商城(ジンドンしょうじょう)(JD.com)」を運営する京東集団(ジンドンしゅうだん)は7月30日、近鉄百貨店と戦略的業務提携を締結し、近鉄百貨店が越境ECサイト「京東全球購」(以下:JD Worldwide)に海外旗艦店として初出店したと発表した。
今回の近鉄百貨店海外旗艦店では、コスメやスキンケア、ベビーマタニティ、日用家庭用品、服飾、調理器具など数百種類におよぶ商品を販売予定。
また、オフラインでの宣伝活動も精力的に実施し、オン・オフラインの協力により、より多くの中国消費者に外出や日本へ旅行する手間なく、日本の商品を購入してもらうことを目指す。
近鉄百貨店は近年、多くの中国人観光客が来店し、店舗でクレジットカードを使用した中国人観光客数はのべ20万人弱で、客単価も平均10万円にのぼる。
阿倍野本店の2017年の中国観光客の年度消費額は、200億円以上を超えた。
近鉄百貨店の高松啓二社長は、「中国最大の販促イベント『独身の日(シングルデー)』前にJD Worldwideに出店を選択できたことは、中国市場の環境に慣れるためだけでなく、市場シェアの拡大においても有益」。
「今後、われわれはJD Worldwideにより多くの輸入商品を増やしていくことが可能となりました。JDの『独身の日』プロモーションを始動させるサポートにもなるでしょう」とコメントしている。
■近鉄百貨店「京東全球購」旗艦店
http://mall.jd.hk/index-815748.html
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