ヨーク/大竹社長「価格のニ極化に対応できる店舗づくり推進」
2022年10月21日 13:27 / 経営
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ヨークの大竹正人社長は10月21日、同日オープンした「ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘 中野店」(東京都中野区)の説明会で「新店舗では、生活者のニーズの変化に応え、上質なもの、経済性を優先させたものと二軸に対応する店舗・商品づくりを推進する」と意気込みを語った。
「ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘 中野店」は、消費の二極化が進む中、シェルガーデンの輸入・上質商材、セブン・ザ・プライスといったリーズナブルな商品のニ軸で、地域一番店を目指す。
大竹氏は「新宿のデパートまで行かなくても、シェルガーデンとの協業でそろえた高品質商品を買える店。ヨークベニマルのオリジナル商品『レストランデリ』も導入し、家庭では作りづらい手間をかけたおいしい総菜を用意している。ヨークベニマルの責任者に直接指導を受けたり、当社の担当者に1カ月同社に研修に行ってもらったりと、グループ連携でレベルの高い商品づくりを行っている」と述べた。
また、レストランデリの商品を先行導入した「ヨークフーズ新宿富久店」(東京都新宿区)では日販を10万円押し上げる効果も見せているという。
さらに、低価格帯のものとしては、買いやすい価格のものを集めたPB「セブン・ザ・プライス」のほか、精肉でインストア加工をしてコストを下げ値段に反映するなどの工夫をしている。
同社は2020年、イトーヨーカ堂食品館ザ・プライス、ヨークマート、コンフォートマーケットの店舗組織を再編し、日本の中でも人口が集中している首都圏での店舗展開を強化している。
「ヨークフーズ新宿富久店」で大型店、「ヨークフーズ早稲田店」(東京都新宿区)の小型店、「ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘 中野店」で中型店の都市型店舗のフォーマットを磨き上げ、首都圏での出店を推進していく。
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