しまむら 決算/3~5月、主力のしまむら事業堅調で増収増益
2024年06月24日 16:29 / 決算
しまむらが6月24日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、売上高1644億6600万円(前年同期比4.7%増)、営業利益145億7900万円(0.3%増)、経常利益151億6100万円(2.8%増)、親会社に帰属する当期利益104億3500万円(4.0%増)となった。
しまむら事業の売上高は1198億4300万円(4.6%増)となった。ブランド力を進化させるため自社開発ブランド(Private Brand、以下PB)とサプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand、以下JB)の品揃えを拡充した。PBでは新たにインフルエンサーとのコラボ企画を実施し、機能面のアピールを強化。また、商品の展開スケジュールを見直し、天候に適した機能や素材での打ち出しを強化したことで売上を伸ばした。
広告宣伝では、デジタル販促を拡大。WebCM動画では、売上状況や天候に合わせて配信時期を見直す体制を整え、機動的な販促を展開した。また、オンラインストアと連動した「ECフェア」の打ち出しは、店舗とオンラインストアの相互送客に効果的だった。1店舗を閉店し、店舗数は1414店舗となった。
アベイル事業の売上高は163億9000万円(5.2%増)だった。4つのJBを中心にアウター衣料の品揃えを拡充。また、キャラクター商品は、雑貨のラインロビングを進め、該当部門の売上が大きく伸長した。トレンドでは韓国トレンドの「バレエコア」や、スポーツとガーリーテイストを組み合わせた商品が売れ筋となった。1店舗を開設、1店舗を閉店し、店舗数は312店舗だった。
バースデイ事業の売上高は219億6200万円(4.2%増)となった。アウター衣料がJBを中心に好調だった。JB「MY LITTLE WONDER(マイリトルワンダー)」の展開を新たに開始し、カジュアルテイストの打ち出しを強化した。販促では、インフルエンサーとのコラボ企画による展示会やインスタライブの実施、デジタルカタログとオンラインストアの連動を強化した。1店舗を開設、1店舗を閉店し、店舗数は324店舗となった。
通期は、売上高6596億2200万円(3.9%増)、営業利益563億6200万円(1.9%増)、経常利益576億9400万円(1.7%増)、親会社に帰属する当期利益401億9400万円(0.3%増)を見込んでいる。
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