そごう・西武/VR使った企業向け「接遇マナー教材」発売
2018年12月14日 16:00 / 商品
そごう・西武は、VRを使った企業向け「接遇マナー教材」を発売した。
同社は、従業員の接客教育の際、映像コンテンツやロールプレイングを使用することで、レベルの均一化を図ってきた。
今回、このノウハウを一般企業の受付業務などの社員教育用ツールとして編集、VR教材を作成し、企業向けに販売する新しいビジネスを11月中旬スタートした。
第1弾として、教育現場での受付対応や、生徒や保護者に向けた対応方法を対象とする。
導入先の企業などにより、内容をカスタムでき、自社に必要なシチュエーションなどを選べる仕組み。
百貨店は接遇マナーを評価されることが多く、買い物時の満足度を高めることが重要視されている。
そのため、顧客の会話や表情、視線の動きなどを観察し、隠れたニーズに気づくことが鍵だが、こうした、文章マニュアルでは表現しにくい内容を、VRを使ってわかりやすく説明している。
没入感のあるVRの体験により、受講者は、本人が気づいていない、ちょっとした行動が保護者や生徒にどのように見えているか、よくない事例などを、他人の視線を通して追体験することができる。
また、模範的な対応を映像化することにより、教育内容のばらつきをなくすことが可能。
さらに、VRでの研修により研修場所の確保や移動など、時間・費用の削減も見込んでいる。
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