ヤッホーブルーイング/クラフト低アル飲料をセブンイレブン先行発売
2022年07月26日 15:00 / 商品
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ヤッホーブルーイングは8月2日、醸造系クラフトドリンク「正気のサタン」(350ml、税込み235.44円)を東京都内のセブン-イレブン約2800店舗(2022年6月末現在)限定で先行発売する。
クラフトビールと同じ製法・原材料を採用したアルコール度数0.7%の炭酸飲料で、コロナ禍のプチぜいたく需要に対応。メインターゲットを30~40代の子育て層、仕事に家事に子育てに忙しい「ワーキング家事プレイヤー」と設定している。
7月26日に行われた商品説明会で、井手直行社長は「当社が今までクラフトビールを作ってきた製法で、香り高く、おいしい低アルコール飲料を開発したと自負している。ビールを飲まない人にもおいしい飲み物として提案するため、クラフト系醸造ドリンクという新たなカテゴリーを作っていきたい。セブン-イレブンという強力なパートナーも得て、今までわれわれがアプローチできていなかった顧客も開拓していく」と意気込みを語った。
同社によると、ノンアルコールビールテイスト飲料市場は2010年からの10年間で約2倍の規模に成長、今後も拡大見込みとなっている。さらに、ビールテイスト飲料の大半は一般的なビールに寄せた味わいとなっている。クラフトビールのような味でおいしいノンアル・低アルを求めるニーズがあると見越し、コロナ禍とは別に約3年前から開発を開始した。
「クラフトビールらしい満足感のある低アル」を目指し、ヤッホーブルーイングが培ってきた「クラフトビールの製法」で低アルコール飲料を模索。アルコール度数0%にすると、後からアルコール度数や香りの調整などが必要なため、アルコール度数0.7%を採用した。
製品コンセプトは、「酔わずに心を満たす」と設定。食事&お酒の幸福感と少し先の未来(食後・翌日)の充実感を両立する。アルコール分を極力取りたくないという課題解決ではなく、忙しい子育て世代でも、食事の時やゆとり時間に品質の良いものを飲み、し好品を楽しむゆとりの時間を持つという理想像を提案する。
中身は、ビアスタイル「IPA」を採用。特徴的な香りやクセの強さでノンアル感に補塡(ほてん)するのではなく、ビールに引けを取らない本格的な味わいを目指した。かんきつ系アロマホップと酵母が織りなすシトラスやトロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香りに仕上げたという。
代替品は使わず、クラフトビールと同じ製法・原材料を採用した。アルコール生成を抑えながらビールらしい香りを出すためのバランスを半年かけて発見した。酵母は、ヤッホーのビールづくりで使用している「ベルジャンアードネス酵母」を使用している。
豊富な研究開発で培ったホップのブレンド技術を応用。「ドライホップ」の工程では、「インドの青鬼」の約2倍のホップを使用し、低アルコールでありながらIPAの華やかな香りを実現した。
また、ノンアル・低アル製品の最大の課題「水っぽさ」「麦汁感」を解決するため、小麦やオーツ麦を使っている。
ネーミングは、悪魔的なやみつき感がありながら、低アルコールで正気を失わず、心を満たせるというイメージから「正気のサタン」とした。
パッケージデザインは、パステルカラーを用い、製品の軽やかさを表現した。
愛着がもてるキャラクター「ゴキゲンなヤギ」が登場。井手氏は「飲んですぐポジティブになれるような味とキャラクターを採用した。ご機嫌でいることが大事」としている。
たる製品は7月27日から「YONA YONA BEER WORKS」全店で発売。その他業務店では2022年秋以降展開する。
缶製品は8月2日東京都内のセブン-イレブン約2800店舗で先行販売する。供給体制が安定し次第、販売エリア・店舗の拡大を検討していく。
ヤッホーブルーイングは現在19期連続増収中で、過去最高益も更新している。コロナ禍の家飲み、プチぜいたく需要は若干鈍化したものの、新たなカテゴリー・顧客の開拓で昨年並みの成長を維持したい考えだ。
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