東京地区百貨店/5月の売上4か月連続プラス、雑貨は18か月連続プラス
2018年06月22日 12:40 / 月次
日本百貨店協会が発表した5月の東京地区百貨店(13社25店)の売上高概況によると、売上高は約1247億円(前年同期比1.3%増)で、4か月連続のプラスとなった。
売上高構成比の90.6%を占める店頭売上高は1.7%増、同9.4%の非店頭は2.4%減。
東京地区入店客数は1.0%増と7か月連続増。
土曜1日減というマイナス与件をカバーする形で、都内各店の趣向を凝らした集客施策展開が奏功した。
また、春先に完了した各店の改装効果も表れ、売上高は4か月連続プラスの1.3%増となり、内容的にも商品別主要5品目のうち4品目で前年をクリアした。
雑貨は18か月連続プラスと増勢を維持。前月に続き、主要5品目で衣料品に次ぐシェアとなった。
国内外ともに高伸を続ける化粧品はスキンケア関連が好調なほか、一部店舗における販促イベントや新ブランド投入・売場拡張などの効果も見られた。
また、高額商材では高級腕時計をはじめ、絵画、宝飾品などが動いた。
身のまわり品は、ラグジュアリーブランドのバッグや小物をはじめ、アクセサリーなど装飾品が好調で5か月連続プラス。
家庭用品は、一部外商大口受注などの特需効果から3か月ぶりにプラス転換した。食料品も、物産催事や中元ギフトセンターの前倒しなどが牽引する形でプラスに転じた。
一方、主力の衣料品については、低温多雨の天候与件から夏物需要が盛り上がらず、3か月ぶりのマイナスとなった。
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