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カジュアル衣料/2月既存店西松屋0.6%減、ハニーズ8.1%減

2021年03月11日 13:40 / 月次

カジュアル衣料4社の2月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)0.4%増、しまむら2.2%増、西松屋0.6%減、ハニーズ8.1%減となった。

ユニクロ、西松屋では緊急事態宣言の再度の発出などで、巣ごもり傾向が強まり、在宅ニーズにマッチしたカジュアル衣料が好調だった。

■ファーストリテイリング(2020年8月期:売上高2兆88億円)
既存店(719店)+Eコマースの売上高は0.4%増、客数0.1%増、客単価0.3%増。

直営店(763店)+Eコマースの売上高は1.3%増、客数1.2%増、客単価0.1%増。

出店3、退店は2だった。

2月は、引き続き、在宅需要にマッチした商品の販売が好調だったことに加え、春物アウターやカットソーの販売も好調で、既存店売上高は増収となっている。

新型コロナウイルス感染症の影響による、2月末時点の臨時休業店舗は5店舗、時間短縮営業を行っていた店舗は172店舗だった。これらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。

■しまむら(2020年2月期:売上高5219億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)2.2%増、客数2.7%減、客単価4.9%増。

全店売上2.1%増。出店0、退店1で2月末店舗数1430店。

2月度は、月度中旬以降の気温上昇で、婦人のカジュアルシャツやカーディガンなどの春物が売上を伸ばし、ベビー服では春物に加えて前倒し投入した夏物も好調だった。

また、チラシで打出した寝具・インテリアのキャラクター商品も好調。そのほか、巣ごもり傾向の継続で、リラクシングウェアやスポーツウェアも良好に推移した。

■西松屋チェーン(20日締、2020年2月期:売上高1429億円)
既存店売上高0.6%減、客数6.3%減、客単価6.0%増。

全店売上0.8%増、客数4.8%減、客単価5.9%増。

出退店0で、2月度末の店舗数は1009店舗。

2月は、昨年と比較して冬物クリアランスセールは縮小したが、季節衣料の売場の切り替えが順調にすすんだことで、春物衣料の売上高が非常に好調に推移。また、育児・服飾雑貨の売上高も期間を通じて好調だったという。

■ハニーズ(2020年5月期:売上高425億円)
既存店売上高8.1%減、客数6.4%減、客単価1.8%減。

直営店売上高7.9%減、客数6.4%減、客単価1.6%減。

出店3、退店6 、2月末店舗数873店。

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