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ファミリーレストラン/5社、9月既存店売上3~4割増

2022年10月19日 12:00 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく31.4%増、サイゼリヤ47.6%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)31.8%増、ジョイフル49.6%増、ロイヤルホスト34.8%増となった。

客数は、すかいらーく20.0%増、サイゼリヤ31.9%増、セブン&アイ・フードシステムズ26.6%増、ジョイフル40.4%増、ロイヤルホスト31.8%増だった。

客単価は、すかいらーく9.5%増、サイゼリヤ11.9%増、セブン&アイ・フードシステムズ4.1%増、ジョイフル6.6%増、ロイヤルホスト2.3%増となっている。

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
すかいらーく 31.4%増 30.1%増
サイゼリヤ 47.6%増 47.7%増
デニーズ 31.8%増 28.0%増
ジョイフル 49.6%増 48.4%増
ロイヤルホスト 34.8%増

■すかいらーくホールディングス(2021年12月期:売上高2645億円)
既存店売上高31.4%増、客数20.0%増、客単価9.5%増。全店売上高30.1%増。

2019年比既存店売上高17.8%減。

9月中旬以降、業績は回復傾向にある。シルバーウィークは台風14号・15号による大きなマイナス影響があった。台風14号のマイナス影響が色濃く表れたのは九州・四国・中国地方だった。最大549店舗が時短営業または閉店、生産では北九州MDCが一時操業停止となった。

時間帯別でみると、遅めのディナー時間帯(20時以降)以外は売上は回復基調にある。

バーミヤンは毎月8日をバーミヤンの日とし、3日間限定で「点心3点+ドリンクバイキング」のセットを特別価格で提供。40代以上女性に好評だった。

ジョナサンは、22日にビステッカやぶどうデザートなどの新メニューを導入、デザートや高単価商品が販売好調で客単価増となっている。

しゃぶ葉はシルバーウィークに向け、国産牛&霧島黒豚メニューを提供。客単価アップに貢献した。

夢庵は15日改定で導入したくるみそばが好評、そば・うどん類の売上をけん引した。

ステーキガストはメニュー改定を15日に実施。メニューブック上の露出変更などが功を奏し、客単価は順調に増加している。

POSレジ刷新は820店に、キャッシュレスセルフレジは345店で完了。待ち時間短縮、従業員の生産性向上に効果があった。フロアサービスロボットは1780店舗に2468台の導入が完了した(主にガスト、しゃぶ葉、バーミヤン、ジョナサン)。

2022年9月度はリモデル10店、リフレッシュ8店。リモデル10店の単月効果は6.9%と想定以上だったという。グループ計3069店舗。

■サイゼリヤ(2022年8月期:売上高1442億円)
既存店売上高47.6%増、客数31.9%増、客単価11.9%増。店舗数1033店。

全店売上高47.7%増、客数32.2%増、客単価11.8%増。店舗数1070店。

休業1店、閉店3店だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2022年2月期:売上高447億円)
デニーズ
既存店売上高31.8%増、客数26.6%増、客単価4.1%増。

全店売上高28.0%増。

■ジョイフル(2022年6月期:売上高466億円)
既存店売上高49.6%増、客数40.4%増、客単価6.6%増。

全店売上高48.4%増、客数39.2%増、客単価6.6%増。

出退店0、店舗数合計566店。

■ロイヤルホールディングス(2021年12月期:外食事業450億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高34.8%増、客数31.8%増、客単価2.3%増。

■前月の営業概況
ファミリーレストラン/8月既存店売上5社そろって大幅増

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