ローソン/コロナ禍で354m商圏内の来店客が増加
2020年10月09日 15:50 / 店舗
ローソンは10月8日、コロナ禍において店舗から354m商圏内のカード会員客数が、新型コロナウイルス感染症拡大前と比べて増加していることを明らかにした。同日、2021年2月期第2四半期決算説明会で竹増社長が説明した。
竹増貞信社長は、「コンビニの1店1店の商圏として、354m商圏のお客様が良く来店すると言われている。コロナ禍においては、特に、この動きが顕著だった。カード会員客数をみると、354m圏の近くにローソンがあるお客様は、新型コロナウイルス感染症拡大前よりも、来店が増えている。遠くのお店よりも近くのローソンで簡単に買い物したいというニーズが顕著になっている」と述べた。
また、「昨年、一昨年と夕夜間強化と言っているが、夕方の時間帯に近くのお店で、簡単に買い回りをして帰る。『近くの夕方』が、上期のキーワードだった」と語った。
カード会員客数を新型コロナウイルス拡大前と外出自粛自粛期間で比べると、1km商圏はほぼ横ばい、5km商圏は約10%減、5km商圏は約20%減となった。
■衛生用品、冷凍食品、調味料は10%以上増加
巣ごもり需要で、日常生活を支えるカテゴリーが好調となった。紙・生理・衛生用品、冷凍食品、調味料、機能簡易食品は10%増以上となった。また、洋酒・チューハイ、店内厨房、デザート、常温和洋菓子、日配食品、生鮮品は前年超えとなった。
竹増社長は、「家呑み需要で洋酒・チューハイが伸長し、巣ごもり需要が顕著にみられた。なかなか外食に行けない中で、店内で炊いたお米を使った店内厨房のお弁当も好評だった。また、デザート、常温和洋菓子、惣菜などの日配食品のほか、野菜・果物といった生鮮品が評価された」と述べた。
緊急事態宣言の発出、不要不急の外出自粛要請、感染リスクの長期化の恐れを受け、巣ごもり消費や買いだめということが、上期の特に前半戦に非常に強く、消費行動に現れた。お客のニーズ、価値観の変化に対応するため、ローソンが得意なデザート、マチカフェ、厨房商品、お店で作ったお弁当やサンドイッチ、こういったものをさらに強くするという。
また、竹増社長は、「新しいニーズとして、一番近くのお店で野菜を買いたい、冷凍食品、チューハイを買いたいニーズがグッと上がった。強みをさらに強くするのと同時に、生鮮品、冷凍食品、日配食品、酒類、常温和洋菓子の5つのカテゴリーを強化することに上期は注力した」と語った。
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