ファミリーマート/チルド・米飯の2温度帯対応「EVトラック」試験導入
2018年12月17日 16:20 / 経営
ファミリーマートは2019年1月、低炭素社会実現への貢献を目的に、商用車では初となる2室2温度帯(チルド/米飯配送)架装、CHAdeMOVer1.2対応のEVトラックを導入する。
同時にCHAdeMO Ver1.2対応の急速充電器を導入し、2019年1月から2年間の予定で、東京都・埼玉県・茨城県の一部に1日3便による商品を配送し、EVトラック配送の実用化に向けた実証実験を行う。
「CHAdeMO」は、EVの急速充電方法の商標名、かつ急速充電規格の国際標準であり、Ver1.2は150kW迄の急速充電に対応した最新規格となる。
ファミリーマートは、CNGトラックやハイブリッドトラックなど、低公害車・低燃費車の採用、エコドライブ管理システムの導入、統廃合による製造・物流拠点集約の推進、ドライバー教育(低燃費・安全走行等)の実施など、多角的な取り組みによりCO2を削減している。
今回、三郷中央定温センター(埼玉県三郷市/センター近隣を中心につくばから足立区を管轄)で、商用車では初となる2室2温度帯(チルド/米飯配送)、CHAdeMO1.2対応のEVトラック1台(いすゞ自動車製エルフEV)を導入する。
また、CHAdeMO1.2対応の大出力急速充電器(新電元工業製)を使用し、最大90kWの出力で1時間以内の急速充電を実現する。
検証期間は2019年1月から2年を予定しており、24時間稼働・1日3便の高負荷・高稼働状況下でのEVトラックの実用性の検証、急速充電器を用いた運用スキームの構築を目指す。
当面1台で運用するが、期間中の増車を予定しており、複数台の運用による検証実験も実施予定している。
■「EV トラック(エルフEV)」の概要
車型:NPR
GVW:7.5ton未満(積載2.95ton)
最大出力:110kW
最大トルク:305Nm
バッテリー:40kWhx2
冷凍機:加温機能付電動冷凍機
コンテナ:可動式2室保冷コンテナ
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