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イオン北海道/2024年問題で共同物流を強化

2023年10月20日 13:05 / 経営

イオン北海道は10月20日、同社など18社が参加する「北海道物流研究会」の取り組みとして、ムロオと10月から共同物流を開始したと発表した。

<青柳秀樹社長>
青柳秀樹社長

同日行われた説明会で、青柳秀樹社長は「研究会参加の各社は、積載効率の改善が一番の悩みとなっている。自社の貨物だけでは、積載効率を高めるのは難しいため、参加各社の共同物流の取り組みを強化している」と述べた。

具体的には「当社の朝1便の配送で使用したコンテナは、今まで回収のためだけに、別のトラックを走らせていた。行きは荷台が空の便をやめ、ムロオがもともと走らせていたトラックにコンテナ回収を依頼し、当社のセンターに届けてもらっている。両社の運行車両を削減でき、年間3700㎞の走行距離を減らせる試算だ。チャーター費・CO2の削減を実現する。研究会に参加してくれる企業も増え、物流改革が大きなムーブメントになればと思っている」としている。

また、遠距離輸送において、中間地点に積み替え拠点を置き、コンテナを載せ替え、トラックドライバーの労働時間を削減することも検討している。

「北海道物流研究会」は、イオン北海道、西友、トライアルホールディングス、北雄ラッキーなど18社で構成。企業横断型の仕組みを構築し、小売企業全体の物流課題解決を目指している。

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