イオン/9月はイオンリテール既存店1.5%増、オクトーバーフェストなど企画奏功
2025年10月10日 16:11 / 月次
イオンが発表した9月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール1.5%増、イオン北海道0.3%減、イオン九州1.8%増となった。
スーパーマーケットでは、マックスバリュ東海2.9%増、フジ0.8%増だった。
CVSのミニストップは5.3%減、専門店ではキャンドゥ0.1%増、コックス8.5%減、ジーフット0.2%増となっている。
<主な連結各社の9月売上高前期比伸び率一覧>
業態 | 社名 | 前年同期比 | |
全店 | 既存店 | ||
GMS | イオンリテール | 2.3%増 | 1.5%増 |
イオン北海道 | 6.5%増 | 0.3%減 | |
イオン九州 | 0.8%増 | 1.8%増 | |
SM | マックスバリュ東海 | 3.6%増 | 2.9%増 |
フジ | 1.2%増 | 0.8%増 | |
CVS 専門店 |
ミニストップ | 7.0%減 | 5.3%減 |
キャンドゥ | 4.6%増 | 0.1%増 | |
コックス | 8.6%減 | 8.5%減 | |
ジーフット | 3.2%減 | 0.2%増 |
9月は中旬まで全国的に残暑が続いたため、端境期の商品の展開を強化するなど、気候変動への対応を実施。産地フェアや地元プロ野球球団の応援セールなどのイベントで集客を強化した。
総合小売事業のイオンリテールでは、既存店売上高が7カ月連続で前年実績を上回っている。新企画「イオンのオクトーバーフェスト」を実施し、ドイツ直輸入ビールやトップバリュのノンアルコールビールに加え、ドイツソーセージやピザなどを拡充。3連休の敬老の日に向け、本鮪、ローストビーフなど「ごちそうメニュー」を強化した結果、食品の既存店売上高が37カ月連続で前年を超えた。
マックスバリュ東海では、地域活性化に向けた、健康で豊かな食の提案や産学連携の一環として、地元の鈴鹿医療科学大学の学生と共同開発した「鈴華御膳 亀山みそ焼きうどん彩菜弁当」の販売を開始するなど、地域密着型経営を推進している。
フジでは、顧客の利便性向上を目的に、イオングループの共通資産を活用し、96店舗でWAON POINTの進呈・利用を開始した。
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