食品195社/23年値上げは累計2万品目超へ、月食費2140円の負担増
2023年04月03日 12:04 / 商品
帝国データバンクは3月31日、「食品主要195社」価格改定動向調査結果を発表した。
<23年値上げは累計2万品目超へ>
※出典:帝国データバンクホームページ(以下同)
同調査によると、2023年の食品値上げは、3月末までの判明ベースで累計1万8544品目に上った。2023年中の累計2万品目越えがほぼ確実となったとしている。
また、国内の主要な食品や飲料メーカー195社が4月以降に値上げする食品約9000品目の値上げデータと、総務省「家計調査」における2人以上世帯の2021年度消費支出データを基に、生鮮食品を除く食品値上げによる家計支出額の影響について試算した。その結果、2023年度における1世帯あたり家計への食費負担額は、節約など値上げへの対策をしない場合、前年の2022年度月平均から1カ月当たり約2140円、年間で約2万6000円増加するという。
値上げラッシュが本格化した2年前と比較すると1カ月当たり約3110円、年間で約3万7000円増加する試算となった。
家計負担額を食品分野別にみると、前年度比で最も負担額が増加したのは「加工食品」で月723円の負担増だった。
「酒類・飲料」は月498円の負担増となり、1世帯当たり350ml缶チューハイ(約120円)4本分相当の負担が発生する可能性があるという。
「酒類・飲料」では、ウイスキーやワイン、缶コーヒーなど比較的嗜好(しこう)性の高い品目で値上げが多く、昨年10月の缶ビール類の一斉値上げに比べると影響度は小さくなった。
「乳製品」(月300円増)は、購入頻度の高いパック牛乳などが値上げの対象となることで、全食品分野のうち3番目に負担が重たい試算だったとしている。
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