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TIS/パルコ導入「ペイシェルジュ」加盟店向けQR決済ゲートウェイ

2020年07月29日 13:50 / IT・システム

TISはこのほど、QR決済がよく分かる「QR決済解説資料」と、「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」加盟店向けQR決済ゲートウェイを実際に導入した「PARCOでの導入事例資料」の無料配布を開始した。

アフターコロナに向けてキャッシュレス化が加速している。

消費者にとってメリットが大きいQR決済は、導入の負担が比較的小さい。クレジットカードなどに比べて手数料が安く、タブレット端末などで導入出来るため、初期費用を安価に抑えることが可能だ。

では、店舗がQR決済の導入を検討する場合、どのような点に注意すべきか。

<「ペイシェルジュ」加盟店向けQR決済ゲートウェイ>
<「ペイシェルジュ」加盟店向けQR決済ゲートウェイ>

1つ目はあらゆるQR決済をまとめて導入できるシンプルなオペレーションの実現。QR決済ブランドは乱立しており、各々が一定数のユーザを抱えている。多くのブランドに対応することが顧客の獲得に寄与する可能性が高い。複数のブランドをまとめて導入可能、もしくは随時追加できるサービスが望ましい。

2つ目は店舗環境に合わせた決済デバイスの選定。現状の端末を考慮し、POS連動端末やタブレット端末などから、最適な端末を選定する必要がある。

3つ目は特に大型店舗や商業施設等で注意すべきポイントで審査手続の負荷を最小化すること。新規店舗で導入する度に各QR決済事業者に対して申請手続の必要があり、非常に大きな負担となる。なるべく簡素化された手続で対応可能な事業者を選びたい。

TISの「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)加盟店向けQR決済ゲートウェイサービス」では、上述の点を解決することができる。

中国系のAlipay・WechatPay、国内のPayPay・LINEPay・楽天ペイ・d払い・auPAY・メルペイなどの国内外の主要ブランドに対応しており、QR決済ブランドを意識することなくレジ会計を実施、売上も一元管理が可能だという。

日本全国の様々な業界業態に導入した実績を持ち、多くの端末に対応。POS、POS連動型の決済端末に加え、比較的安価に導入可能なタブレットやPOS非連動端末の提供も可能だ。タブレットで導入する場合、加盟店向けには決済アプリを無償提供している。

独自の審査情報連携機能も大きな特長である。通常、導入ブランドごとに審査手続きを行う必要があるが、同機能では各ブランドに対して一括で審査情報を連携し、手続を進められ、負荷を大幅に軽減することができる。

TISでは加盟店が抱える悩みを解決し、キャッシュレス対応を支援していく。

■「QR決済解説資料」、加盟店向けQR決済ゲートウェイ「PARCOでの導入事例資料」(無料配布)
https://www.ess.tis.co.jp/qr_downloadform

TISによると、新型コロナの影響で現金やATMを触ることへの抵抗感が生まれ、他者とのやり取りが最低限で会計が済む非接触決済が求められている。

多様な決済手段がある中、、現在のキャッシュレス取扱比率を見ると、クレジットが24%、プリペイドが4%、デビット及びQRが1%で、合計約29%、約3人に1人がキャッシュレスを利用している計算だ(出典:『電子決済総覧2019-2020』) 。

また、2019年10月から2020年6月で実施された消費者還元事業で、キャッシュレス化はますます加速。参加した店舗は約115万店あり、政府の想定の倍以上で、対象となる店の約6割にのぼった。経産省が参加店舗等を対象に実施したアンケートでは、制度終了後も参加店舗の9割がキャッシュレス決済を継続するとし、ポイント還元の恩恵がなくなる消費者も、8割が利用を続けると回答した。

消費者への還元額も予想を大きく上回っており、政府としては消費の下支え、キャッシュレス普及に効果があったといえる。

消費者はキャッシュレスに対して何を求めるのか、VISA及びMMD研究所の共同利用者実態調査によると、「ポイントが貯まりやすい」「簡単に利用できる」「安心して利用できる」「利用できる場所が多い」が上位だった。

これに加え、コロナ禍では他者との接触を最小化することが求められ、非接触決済が可能なSuicaなどの電子マネー、PayPayなどのQR決済といった、簡単に利用できるスマホ決済がユーザを増やしている。

マクロミルのアンケートでは、QR決済を日常的に使用していると答えた人がこの1年で2%から20%と飛躍的に増えた。いずれも他者との接触を避け簡単に利用できるのは同等だが、ポイントが貯まる点でQR決済に人気が集まっている。

PayPayは100億円還元キャンペーンで注目を浴びたが、アプリ内でキャンペーン確認、クーポンが利用でき、ただの決済手段ではなく加盟店と消費者のコミュニケーション手段の役割も果たす。

他にもLINEPay、楽天ペイ、auペイ、d払い、メルペイなどの多くのブランドが存在し、各社がキャンペーンを行っている。

■「QR決済解説資料」、加盟店向けQR決済ゲートウェイ「PARCOでの導入事例資料」(無料配布)
https://www.ess.tis.co.jp/qr_downloadform

■問い合わせ先
TIS サービス事業統括本部
デジタルトランスフォーメーション営業企画ユニット 
PAYCIERGE総合窓口
E-mail:paycierge@ml.tis.co.jp

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