ファミリーレストラン/11月既存店売上高5社そろって減少
2020年12月17日 14:00 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した11月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく14.9%減、サイゼリヤ16.0%減、セブン&アイ・フードシステムズ11.0%減、ロイヤルホスト9.2%減、ジョイフル10.6%減と、各社前年同月に比べ減少した。
客数は、すかいらーく20.9%減、サイゼリヤ19.2%減、セブン&アイ・フードシステムズ19.8%減、ロイヤルホスト16.0%減、ジョイフル13.6%減だった。
客単価は、すかいらーく7.5%増、サイゼリヤ4.0%増、セブン&アイ・フードシステムズ11.0%増、ロイヤルホスト8.2%増、ジョイフル3.4%増となっている。
■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は14.9%減、客数20.9%減、客単価7.5%増。全店売上高15.7%減。
11月末店舗数はグループ計3131店。
11月後半にかけてコロナ第3波の影響が全国に拡大。各自治体からの営業時間短縮要請に適宜対応している。
11月売上は、デリバリー前年比約38%増、テイクアウトは前年比約2倍となった。
11月度業態転換7店舗のうち6店舗はガストへの転換。ガストへ業態転換を実施することで、グループのデリバリ―配達エリアを拡大している。
ガストでは、グランド・フェアメニューの改定を実施。グランドメニューのハンバーグ、チキン、サンドイッチなどの商品を拡充し、ランチタイムのメニューを強化している。フェアメニューでは「ビーフ100%プレミアムチーズINハンバーグ」、「チーズINメンチカツ」などを展開した。プロモーションで「最強チーズIN決定戦」の投票を実施した。
バーミヤンのフェアメニュー「中華海鮮祭り」では、女性が好む具材や味付けを意識し、女性客に対する訴求を推進。6月の販売時に好評だった「台湾まぜそば」を再販した。麺のバリエーションを拡充し、新たな利用動機を獲得している。
ガストの「チーズINハンバーグ」、バーミヤンの「冷凍生餃子」を楽天とAmazonにて販売開始した。
■サイゼリヤ(2020年8月期:売上高1268億円)
既存店売上高16.0%減、客数19.2%減、客単価4.0%増。店舗数1025店。
全店売上高15.3%減、客数18.6%減、客単価4.0%増。店舗数1087店。
休業27店、閉店1店だった。
11月の既存店売上高は、土日祝祭日による日数が、前年同月よりも1日多かったことが、2%ポイント程度プラスに影響した。
「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テイクアウトによる客数として加味している。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2020年2月期:売上高743億円)
デニーズ
既存店売上高11.0%減、客数19.8%減、客単価11.0%増。
全店売上高11.0%減。
■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高9.2%減、来客数16.0%減、客単価8.2%増。
■ジョイフル(2020年6月期:売上高623億円)
既存店売上高10.6%減、客数13.6%減、客単価3.4%増。
全店売上高15.9%減、客数18.7%減、客単価3.4%増。
出退店0、店舗数合計660店。
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