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新型コロナウイルス/「人の多い場所避ける」8割、子ども昼食負担増

2020年04月03日 17:00 / 経営

日本生活協同組合連合会は4月3日、「新型コロナウイルス感染症についてのアンケート」の結果概要(速報版)を発表した。

同アンケートは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による暮らしや購買に関する影響について明らかにすることを目的に、日本生協連に加盟する全国10の生協・生協事業連合を対象に、生協組合員からの回答を集約している。

新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、「人の多い場所へ出かけるのを避けた」、「自宅で過ごす時間が増えた」こと、休園・休校中の子ども・孫の平日の昼食は家での準備の負担が増えたことなどがわかった。

■生活に影響「人の多い場所避ける」8割

組合員に対し、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、自身・同居家族の生活に影響があったことを聞いたところ、上位3位は「人の多い場所へ出かけるのを避けた」(80.8%)、「自宅で過ごす時間が増えた」(64.1%)、「旅行や外出の
予定を取りやめた・控えた」(53.6%)という結果になった。

新型コロナウイルス感染症の流行により、自身・同居家族が自宅ですることが増えたことを、自由回答で挙げてもらったところ、「テレビ」「ゲーム」といったワードが多く確認できた。

■休園・休校期間中の子ども・孫の平日の昼食は大人が準備68%

また、休園・休校期間中の子ども・孫の平日の昼食をどのように準備したかを質問したところ、「食事の時間に大人が準備」すると回答した方が68.2%と最も多く、次いで「大人が作り置き(弁当以外)」が27.4%、「子ども・孫が準備(冷凍食品・即席食品などの利用を含む)」が26.8%となっている。

自由回答では、子ども・孫が休園・休校(自主休園・休校含む)期間中に組合員自身が困ったこと・大変だったことを聞いたところ、「ご飯の準備」を挙げた人が多く見られたほか、子ども・孫が休園・休校期間中に組合員自身が、あって助かったものなどについては、「冷凍食品」「レトルト食品」などが挙がっている。

■情報は「テレビ」からが9割

組合員に対し、新型コロナウイルス感染症の流行についての情報を得るために利用することが多かったものを質問したところ、「テレビ」が最も多い90.2%、続いて「インターネット(SNS以外)」が66.0%、「新聞」が47.1%となった。

「家族・知人からの情報」(19.7%)、「SNS」(17.2%)との回答も一定数あった。

調査結果の詳細版は、2020年4月末頃に取りまとめる予定だ。

■「新型コロナウイルス感染症についてのアンケート」調査概要
調査方法:インターネット
調査対象:日本生協連に加盟する全国10の生協・生協事業連合に加入の組合員
(コープさっぽろ、コープ東北、コープデリ、ユーコープ、東海コープ、コープ北陸、コープきんき、コープこうべ、コープCSネット、コープ九州)
有効回答数:6349サンプル
実施期間:2020年3月27日~4月1日

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