ローソン/初の「販売期限切れ商品」値引き実験、生鮮宅配ボックス活用
2022年12月12日 15:26 / 経営
ローソンは12月13日、食品ロスの削減に向け、「販売期限切れ」商品を値引き販売する実証実験を東京都内の店舗で開始する。
ローソンでは現在約9割の店舗で販売期限内の商品の値引きを行っているが、「販売期限切れ」商品の値引き販売の実証実験を行うのは初めて。実験結果を踏まえ、今後、他店舗・他カテゴリーにも拡大できるか検証するという。
今回の実証実験では、消費期限内ではあるものの通常店頭から撤去する「販売期限切れ」のデザート10品目を値引き販売する。
販売期限を消費期限当日の午前0時としているデザート10種類を店頭から撤去後、生鮮食品EC「クックパッドマート」の専用アプリに数量を登録し、冷蔵保存する。クックパッドマート会員からアプリ上で注文・決済が入り次第、同店舗内に設置している、クックパッドマートの商品受け取り用生鮮宅配ボックス「マートステーション」に格納する。その後「マートステーション」から受け取る仕組みとなっている。
もちぷよ(北海道産生クリーム入りミルククリーム) 税込108円を58円で、どらもっち(あんこ&ホイップ)192円を106円、なめらかカスタードのプチシュー14個300円を165円などで販売する予定だ。
商品の受け取り期間は、消費期限当日の12時から23時の間(注文は11時まで)。
ローソンは、食品ロス削減を重要な課題ととらえ、2025年に2018年対比25%削減、2030年に同50%削減を目指している。
■実証実験概要
実験期間:2022年12月13日~2023年1月31日
実験店舗:ナチュラルローソン芝浦海岸通店(住所:東京都港区芝浦4-13-23)
対象商品:販売期限切れのデザート10品
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