凸版印刷が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は8月16日、ユーザーの位置情報(現在地)に合わせて、店舗がタイムリーに誘客するためのコンテンツを配信できる新サービス「ココチラ」を開発し、サービスを順次開始すると発表した。
「Shufoo!」は、店舗が商圏内で暮らすユーザーに対して、毎日決まった時間に買い物情報を配信する従来の電子チラシサービスに加えて、「会社帰りで最寄り駅から帰宅中」、「ショッピングモール内の別のお店を回っている」など、店舗にとっての射程圏内に入ってきたユーザーを誘客するため、店舗の特売情報をタイムリーにプッシュ通知できる、電子手配りサービス「ココチラ」を開発した。
「ココチラ」の利用により、小売流通企業は従来の販促施策ではアプローチしづらかった、自店舗の最寄り駅や周辺施設などの店舗が狙った場所にいる潜在顧客に対してタイミングよくコンテンツを配信することで、潜在顧客の行動を変え、自店舗に呼び込むことが可能になる。
主なトライアルキャンペーン参加予定企業は、イオンリテール、イトーヨーカ堂、近鉄百貨店、DCMホールディングス、東急ハンズ、ヤオコーほか。
8月中旬~11月末まで利用料無料のトライアルキャンペーンを行い、2016年12月以降有償化を予定、1プッシュ通知ごと10円の利用料と、通知量に応じた従量課金制を想定しているという。
凸版印刷は流通企業に対してサービスを拡販し、2017年3月末までに700店舗の導入を目指す。
■「Shufoo!」
http://www.shufoo.net
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