ドン・キホーテ/渋谷に進化し続ける旗艦店、目標年商100億円
2017年05月11日 16:57 / 店舗レポート
ドン・キホーテは5月12日、東京都渋谷区に「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」をオープンする。11日、関係者向け内覧会を開催した。
1999年に開店し、5月7日に閉店したドン・キホーテ初の都市型多層階型店舗「ドン・キホーテ渋谷店」を移転増床するもの。
旧渋谷店の年商は約40億円で、渋谷本店の目標年商は100億円とした。目標年商を達成するとドン・キホーテで売上No.1の店舗となる。
旧パチンコ店だった店舗を8億円をかけて改装し、什器など3億5000万円をかけ、合計11億5000万円を投資した。
売場面積は5522㎡で、旧店舗の3倍に拡大。取扱いアイテム数は4万アイテムから8万アイテムと2倍に拡大した。商品構成比は、日用消耗品・雑貨35%、ブランドアパレル・トレンド関連30%、生鮮食品15%、その他食品20%とした。
ドン・キホーテの総店舗数360店の内、新築や増築をした物件は約100店で、全店の72~73%は居抜き物件への出店となっている。
ドン・キホーテ東日本営業本部本部長の竹内三善氏は「旧渋谷店は、ドン・キホーテの20番目の店舗であり、初の都市型多層階型店舗として、ドン・キホーテのアイデンティティを作り上げてきた店舗だった。コスプレアイテム、パーティーグッズ、メイク用品、カラーコンタクトなど販売し、旗艦店として大きな役割を担ってきた。一方でオープンから18年を経て、お客さまのニーズも多様化している。これまでの若者に特化した店舗ではなく、次世代に対応するためにメガ・ドンキ業態に一新した」と語る。
ドン・キホーテが若者をメインターゲットとしているのに対して、メガ・ドンキホーテは女性をメインターゲットとしているのが特徴。
平日は主婦、週末は家族連れで訪れる女性を意識した品そろえをするため、生鮮食料品を扱っている。
渋谷本店でも、生鮮食料品を新たに導入し青果・精肉・鮮魚・惣菜を地域スーパー並みの低価格で販売することで、店舗周辺住民の主婦や飲食店経営者のニーズを取り込む。
シングル層だけではなく、ファミリー層や地域の飲食店の仕入れ需要など、渋谷エリアのオールターゲットの多種多様なニーズに24時間、対応する。
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