東武/流通業は53億円の営業損失
2021年04月30日 11:04 / 決算
東武が4月30日に発表した2021年3月期決算によると、流通事業の営業収益は2162億5300万円(前期比18.8%減)、営業損失は53億8400万円(前期は33億6400万円の営業利益)となった。
百貨店業は、東武百貨店での物産展においてオンラインショッピングを導入するなど、新しい生活様式に合わせた販売施策を行い、東武宇都宮百貨店、在宅時間充実に向けた需要の高まりをとらえ手芸用品店「ユザワヤ」を誘致し新規顧客の獲得に努めるとともに、得意先向けの施設を「ロイヤルサロン」としてリニューアルし外商部門の強化を図った。
ストア業は、東武ストアが「葛西駅前店」、「北千住店」をオープンし、デリバリー注文サービスや各種キャッシュレス決済の導入により、生活ニーズの多様化に応えるサービスを展開し、販路の拡大や利便性の向上を図った。
流通事業全体は、内食需要の増加や新規店舗の開業によりストア業は増収増益となったものの、百貨店業における緊急事態宣言による休業や出控えの影響等により大幅な損失となった。
流通事業の次期業績予想は、営業収益2414億円(11.6%増)、営業損失32億円を見込んでいる。
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