三菱食品/AIソムリエを実用化、小売店への提案を本格化
2018年08月24日 16:05 / IT・システム
三菱食品は、AIを活用した酒類売場の新たな活性化策として「AIソムリエ」の提案を本格化している。
慶應大発AIベンチャーのSENSY社と共同で「AIソムリエ」を開発したもので、昨年、首都圏の店舗で実験導入した。
ワインに対して、「何を買えば自分にあっているか迷う」「購入するのに敷居が高い」「接客販売では買わなければいけないプレッシャー」があるといった声に対応した施策。
AIソムリエはタブレット端末を活用した仕組みで、2つの提案方法を持つ。試飲モードでは、ワインを試飲しワインの評価を応え、食べ合わせする食品を選択するとワインを提案する。
アンケートモードでは、好きな味を選択し、食べ合わせ食品を選択するとワインを提案する。
例えば、好きなパスタは何ですか、好きな鍋の味はどちらでしょうか、好きな中華まんはどちらでしょうか、といった3つの質問に答える。
質問するメニューは誰でも味の想像がつく、分かりやすいメニューを選定した。
次に、一緒に味わいたい料理を選択肢から選ぶと、AIソムリエがお客の味覚を解析し、赤ワイン、白ワイン、その他ワインから、オリジナルの1本を提案する仕組みだ。
現在、ワイン1000本、日本酒60本、クラフトビール50本をデータベース化しており、AIソムリエに搭載している。
AIソムリエは、タブレット端末型と人型ロボットPepper型の2種類を展開している。
Pepper型を10日間試験導入した店舗では、1日あたりの体験人数が約120日にとなり、来店1000人あたりのワイン購入点数比較では、全店平均8.1本に対して、実験店は11.7本となった。
また、ワインの一品単価を比較すると、実験店舗は実験前実績が802円、実験後実績が844円となり42円上昇した。
三菱食品では、いつもよりちょっと高い1000円以上のワインの販促に効果を発揮しやすいとみており、百貨店、食品スーパーを中心にAIソムリエの提案を本格化させるという。
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