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イオン/4月は5類以降後初のGWなどでイオンリテール既存店0.8%増

2024年05月10日 13:30 / 月次

イオンが発表した4月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール0.8%増、イオン北海道2.0%増、イオン九州0.7%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海2.3%増、フジ0.9%増だった。ミニストップは1.3%減、コックス3.9%増、ジーフット0.4%減、キャンドゥ1.5%増となっている。

<主な連結各社の4月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 0.6%増 0.8%増
イオン北海道 3.3%増 2.0%増
イオン九州 1.0%増 0.7%増
SM マックスバリュ東海 3.5%増 2.3%増
フジ 0.4%増 0.9%増
CVS
専門店
ミニストップ 1.2%減 1.3%減
コックス 6.7%増 3.9%増
ジーフット 9.1%減 0.4%減
キャンドゥ 2.4%増 1.5%増

4月は、コロナ感染症が5類移行後初めてのゴールデンウィークに向け、外出需要に対応した行楽用品や家族で一緒に楽しめるごちそうメニューの品揃えを強化したほか、家族で楽しめる1500企画以上のイベントを全国のモールで開催した。今年は、1974年にオーストラリアのタスマニア島で「タスマニアビーフ」の肥育をはじめて50周年を迎える。より多くの生活者においしさを味わってもらうため、調理しやすくカットした精肉や下ごしらえ済みの加工品など、約50品目の新商品を販売する。

加えて、トップバリュでは、昨年11月と今年1月に増量企画を実施し、累計約540万個を販売するなど好評を受けて、4月5日より「ヨーグルト」「パン」など毎日のくらしの中で利用頻度の高い商品を中心に合計40品目の増量企画を実施した。

総合小売事業のイオンリテールは、既存店売上高が22カ月連続で前年を上回った。大型連休に合わせて家族で気軽に異国気分を味わえる「アジアングルメフェア」を開催するなど、帰省や旅行のほか、近場への外出需要の取り込みを強化した。部門別では、水産、農産、グロサリー、デリカが好調に推移し、食品売上高が既存店前年実績を20カ月連続で超えた。外出需要やインバウンド需要に対応した化粧品や調剤などが引き続き好調なヘルス&ビューティケアも、26カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。

スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店客数が先月に続き前年を超え、既存店売上高は14カ月連続で前年実績を超えた。ゴールデンウィークを前に家族や友人が集まる機会を捉え、「じもの(地域商品)」を使用した「ハレ型」のごちそうメニューを品揃え拡大などに取り組んだ。マックスバリュ東海は、3店舗のリニューアルを実施した。多様なニーズに対応した店内加工の出来たて商品やレトルト商品、冷凍食品やじもの商品(地域商品)の品揃えを強化した。

サービス・専門店事業のコックスでは、既存店売上高は3.9%増だった。中旬以降の気温上昇に伴い初夏物や夏物商品が好調に推移し、雑誌タイアップ企画商品も前年実績を上回ったほか、メンズのアウター、ストレッチパンツやレディスのマウンテンパーカー、デザインカットソーなどが好調に推移した。

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