総合スーパー/12月はイオン3.0%増、PPIH5.8%増、ヨーカドー0.7%増
2025年01月28日 14:22 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、12月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール3.0%増、PPIH(国内リテール主要5社)5.8%増、イトーヨーカ堂0.7%増となった。
<12月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 3.0%増 | 2.6%増 | |
PPIH | 5.8%増 | 7.4%増 | |
イトーヨーカ堂 | 0.7%増 | 8.5%減 |
■イオンリテール(2024年2月期:売上高1兆6798億円)
既存店3.0%増、全店2.6%増
クリスマス・年末年始に向けて、ごちそうメニューや帰省・旅行需要に対応した商品の展開を強化。物価高が続く中、顧客にお得感を感じてもらえる商品の品ぞろえや福袋企画などを早期に展開した。ECサイトでは、おせちやクリスマスケーキなどの予約商品を拡充し、売上が伸長。結果、既存店売上高が2カ月連続で上回っている。
食品部門では、年末年始の需要を捉え、蟹や刺身、寿司など「ハレ型」の品ぞろえを強化した生鮮3品、デリカ、グロサリー、デイリーなどが好調。既存店売上高は前年実績を28カ月連続で上回った。ヘルス&ビューティケアでは、インフルエンザの流行で風邪対策用品や抗原キットなどを中心に、調剤薬、医薬品が好調。既存店売上高が34カ月連続で前年を上回った。
■パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)(2024年6月期:売上高2兆950億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上5.8%増、客数1.2%増、客単価4.5%増、対象店舗数609店
全店売上高7.4%増、対象店舗636店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高6.6%増、客数1.0%増、客単価5.6%増。家電製品2.5%減、日用雑貨品12.1%増、食品4.5%増、時計・ファッション用品6.9%増、スポーツ・レジャー用品12.0%増、対象店舗数478店
全店売上高8.9%増、対象店舗505店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高3.5%増、客数1.8%増、客単価1.7%増
衣料品5.4%増、住居関連品3.7%増、食品3.2%増、対象店舗数131店
全店売上高3.5%増、対象店舗131店
■イトーヨーカ堂(2024年2月期:売上高7373億円)
既存店総売上高(SC計)0.7%増、商品売上1.2%減、客数1.2%減、客単価横ばい、テナント4.9%増
全店総売上計8.5%減、うち商品売上13.2%減、テナント他1.8%増
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