ファミリーマート/ファストフードの店内作業改善、廃棄ロスも削減
2019年08月09日 17:40 / 経営
ファミリーマートは8月9日、おでん、肉まんなどのファストフードについて、加盟店の作業負担軽減と食品ロス削減につながる取り組みを進めていると発表した。
同日行われた2019年おでん・中華まんの新商品発表会で明らかにしたもの。
おでんは、一番人気の大根の容器を手で簡単に開けられる仕様に変えた。具材のパッケージに鍋に配置する場所をプリントすることで、仕込み場所を迷わず仕込めるようにするなど、加盟店の作業負荷を軽減した。
おでんの製法などを見直し、全商品の販売時間を1時間延長させることで、廃棄率も減少させる。
また、2020年1月からは、従来型のおでんに加え、レンジアップタイプのおでんも全国6000店で本格展開。レンジアップタイプのおでんは、パックに複数個・1~2人前のおでんが入っており、注文が入ってからレンジ調理し、カップに入れて提供するタイプの商品となる。
昨年秋に東京都内で実験導入したところ、売上が好調だったため、全国展開を決定。従来型のおでんに比べ、廃棄ロスが少ないため、全体の食品廃棄も10%減少する見込みだ。
肉まんは、生地、中具の配合、製法を変更し販売可能時間を従来の6時間から、1時間伸ばし7時間とした。
さらに、唐揚げなどフライヤー商品も、揚げ時間をパッケージに記載することで、いちいちマニュアルを見ずに作業できるよう改良。販売時間も掲載しているので確認が不要になり、店舗オペレーションが改善したという。
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