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セブン-イレブン/返品「2分の1ルール」適用拡大、カップラーメンも対象に

セブン-イレブン・ジャパンは4月10日、加工食品の返品で業界慣行として行われている「3分の1ルール」を変更し「2分の1ルール」を適用する商品を拡大すると発表した。

これまで飲料・菓子に2分の1ルールを適用していたが、8月からカップラーメンにも2分の1ルールを適用する。

<セブン-イレブンのカップラーメン売場>
セブン-イレブンのカップラーメン売場

3分の1ルールとは、賞味期限が6カ月の場合、メーカーが商品を製造して物流センターから店舗まで、製造から2カ月以内に納品し、店舗では賞味期限の2カ月前(製造から4カ月以内)に販売し、消費者が購入した時点で、賞味期限が2カ月ある状態を維持する商慣行。

賞味期限が3カ月以上残っていても、物流センター段階では、すでに店舗に出荷することができないため、物流センターからメーカーへの返品が発生し、食品ロスの原因になっている。

2分の1ルールでは、メーカーが商品を製造して物流センターから店舗まで、製造から3カ月以内に納品し、店舗では賞味期限の1カ月前(製造から5カ月以内)に販売し、消費者が購入した時点で、賞味期限が1カ月ある状態となる。

セブン-イレブンでは2014年から順次、飲料・菓子で2分の1ルールの適用を開始していた。

2018年3月~8月に北海道でカップラーメンを対象として2分の1ルールの実証実験を行ったところ、共同配送センターから、メーカーに返品する在庫金額が4分の1に削減できる効果があった。

そのため、カップラーメンでも2分の1ルールを適用し、全国の共同配送センターに拡大するという。

セブン&アイ・ホールディングス常務執行役員の石橋誠一郎グループ商品戦略本部長は、「2分の1ルールとなったことで、取引先の需給管理が容易になった。特にカップラーメンのように改廃が激しい商品については、ライフサイクルが非常に短く、こういったところでメリットが出てくる」と述べている。

2月15日から、北海道ゾーンの常温センター内で、全加工食品(非デイリー食品全体)を対象に、2分の1ルールを適用する実験を開始している。

石橋本部長は、「北海道では、まだ実験を開始して1カ月半程度で結果は出ていないが、これが確実なものになれば全国に拡大することを考えている」と語った。

昨年8月の北海道での実験では、「賞味期限が短くなることにより店頭での廃棄ロスが増えないか」「お客から、購入した時点で賞味期限が短い」といった声がないのかなどを検証していた。

石橋本部長は、「業界にとって正しいことであっても、お客さまとの接点は加盟店となる。加盟店の売上・客数減につながると大きな問題になるので、ここの見極めをやった。今回の北海道の実験については、半年ぐらいで結果をみようと思っている。何も問題がなければ、早ければ今年度内には、2分の1ルールを拡大できると思う」と今後の見通しを述べている。

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