阪急メンズ東京/投資額17.5億円、開業以来初の大規模改装
2019年01月29日 17:55 / 店舗
阪急阪神百貨店は1月29日、東京・有楽町の「阪急メンズ東京」を大規模改装すると発表した。
2011年10月の開業以来初の大規模で、総投資額は約17億5000万円で、改装後の売上目標は約170億円。地下1階から地上7階の売場面積約1万1000m2のうち約70%を一新する。
阪急メンズ東京のコンセプトは「世界が舞台の、男たちへ。」で、ジェットセッターと呼ばれる飛行機で世界各国を移動して働くビジネスマンをターゲットとしていた。
今回、有楽町や銀座エリアの客層の変化も踏まえて、ストアコンセプトを「クリエイティブコンシャスな男たちに向けた冒険基地」に一新した。メインターゲットをクリエイターに変更した。
男の冒険新や新たな創造をかきたてる、さまざまなコンテンツや自由な遊び心を提案する、ワクワク、ドキドキ感のある冒険基地を目指す。
お客の嗜好が洋服から服飾雑貨に移行していることに対応し、服飾雑貨の比率を高めた。
新たな自主編集売場として、国内外の一流の審美眼を持つプロフェッショナルが厳選したヴィンテージアイテムをセレクトした「THE BASE OF VINTAGE」を導入。自主編集売場比率を15%から24%に高めた。
7階「ヴィンテージ&リバイバル」のフロアコンセプトは、「THE BASE」で、歴史や文化に裏打ちされた背景やストーリーのある本物と、そこに現代の要素を掛け合わせ再解釈した新たな価値を持つファッション、ライフスタイルを提案する。
6階「クリエイターズ」のフロアコンセプトは、「OTHER SIDE」で、ルールや時流に縛られない、自分らしく個性的であることを応援する、突き抜けたファッションのヒントが詰まったフロアとした。
国内外で発掘した新進ブランドなどを独自に編集するセレクトショップ「GARAGE D.EDIT」や、限定品を中心にここでしか買えない物がつまった自動販売機も併設する。
5階「シューズ」のフロアコンセプトは、「SHOE MANIA」で、一流本物英国靴からモード・クリエイター・コンテンポラリーシューズまで、確かな製法やデザインの良さ、はき心地にもこだわった、シューズマニア水ぜんの靴専科フロア。
「シューリペア工房」、フットネイルを中心とした「ネイルサロン」に加え、スーツやレザーシューズなどをオーダー可能な「ビスポークサロン」も新設する。
4階「オーセンティック」のフロアコンセプトは、「AUTHENTIC」で、高い専門性で自分仕様にカスタマイズできるファッションや、伝統的な本物と今日的な感性を合わせた着こなしを提案するフロア。
自分だけの一着を作り上げる「オーダーサロン」や、阪急メンズが独自に編集するセレクトショップ「3rd STYLE」も併設する。
3階「ラグジュアリーブティック」のフロアコンセプトは、「THE PRINCIPLE 2~LUXE~」で、一流と本物を知り、こだわりを楽しむ男性に向けて、リュクスな時間の中でステータスアップを提案するフロア。
クラフトマンシップに裏付けられた最高品質のアイテムをはじめ、ハイエンドなファッションを充実させる。
2階「デザイナーズ」のフロアコンセプトは、「THE PRINCIPLE 2~MODE~」で、ファッションに先進性とクオリティを求める男性に向けて、クラフトマンシップに裏打ちされた、高品質かつ最先端のモードファッションを提案するフロア。
1階「コスメティックス」のフロアコンセプトは、「BEAUTY MANIA」で、エイジ、ジェンダーにとらわれず、ボーダレスで自由に自己表現する人に向けて、美を追求するメンズコスメティックのフロア。
地下1階「トラベラー&アクセサリーズ」のフロアコンセプトは、「ACCESSORIES MANIA」で、快適に、楽しく旅する男たちへの上質で機能的なトラベルアイテムと個性を演出するアクセサリーズワールドを展開。
究極の着心地とパーソナライズを追求したオーダーシャツコーナーや、財布のパターンオーダーや刻印サービスなどを充実させる。
各フロアでは、フロアコンセプトの背景となる、ストーリーをアカデミックに語ることで、知的好奇心を刺激する。
また、1階「Main Base」を中心に、「Base B1」から「Base 7」まで、全館にイベントスペースを配し、ワクワク、ドキドキを増幅させる。
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