小田急電鉄は4月27日、2018~2020年度の中期経営計画を発表した。2020年度には、未来型商業への変革を掲げ、小田急百貨店とショッピングセンターのリニューアルを実施。
小田急商事とセブン&アイ・ホールディングスとの業務提携を生かした施策を実施する。
<2020年度に目指す方向性>

セブン&アイ・ホールディングスとの業務提携では、スーパーマーケット事業で、複々線による人口増加が見込める世田谷・新百合ヶ丘エリアを中心にドミナント出店を計画。 セブンプレミアムの導入を検討している。
駅構内売店・CVS事業では、約2年間で順次、セブン-イレブンのフランチャイズ店舗への転換を図る。
商品調達では、物流機能の相互活用による効率化とコスト低減を実施。小田急商事は2017年度売上高636億円の実績を、2025年度に1000億円に引き上げる。
<2020年度に向けた具体策>

小田急百貨店では、リニューアルを実施し賃貸化を推進し、雇用調整などによるローコストオペレーションを実現する。
2019年3月の開業に向け、藤沢店では、2階から7階に新しい飲食、雑貨テナントなどを誘致し、湘南地域の生活に潤いを提供する施設へ一新する。
町田店は、集客力のある大型テナントの誘致などにより、街に新たな賑わいを創出する。